【2023年1月登山日記】ひとりが好きなあなたへ、雪山ハイキング

ご存じの人もいらっしゃると思いますが、「銀色夏生さん」という作詞家でデビューして、作家さんであり、また、エッセイストとして多方面で活躍している人がいらっしゃいます。
私は、銀色夏生さんの本が好きで、何冊か愛読書にしています。その中に「ひとりが好きなあなたへ」という本があります。
人が嫌いではないけど、ひとりが好きな銀色夏生さんから、同じようにひとりが好きな読者への手紙が綴られている詩画集です。
私も銀色夏生さんと同じように「ひとりが好きな人間」ですし、「ひとりでいるのが平気な人間」です。というよりも「どこに行こうかな、いつ行こうかな。」から登山予定を考えるので、結果的に「ソロ登山」になるようです。でも、寂しいとか虚しいなど、と思うことはなく「ソロ登山」を満喫しています。
「人が嫌いではないけど、ひとりが好き」な人にとっては、自分の行きたい山へ、最高の天気の日に、自分のペースで登山道を歩き、そして、一期一会であった登山者と気軽な会話と挨拶をかわして、山頂や開けた場所から景観を楽しむ。そんな、ソロ登山が何よりもおもしろいと感じていると思います。
「登山初心者のソロ登山は危険」という考え方があるのはわかってはいるのですが、ソロ登山を楽しんでいます。

銀色夏生さんの「ひとりが好きなあなたへ」に興味がある人は、こちらの投稿が参考になります。
でも、今年「雪山登山にデビューしよう!」と思った時には、「登山初心者がソロで雪山登山にデビューしても大丈夫かな」と逡巡しました。
長年スノーボードをやっているので、「雪山」がどんなに危険か知っています。
一面の銀世界は、自分がいる場所とこれから滑るゲレンデがわかっていたら、「きれいな景色」になりますが、登山ルートがわからず、どこに進んだらいいかわからない状況を想像すると「恐怖」を感じてしまいました。
それでも、やっぱり「雪山登山をしてみたい!」と思い、チェーンスパイクを購入して、12月末に滋賀県の「高室山」に行きましたが、楽しいと感じることもなく、積雪量が多いこともあり、途中で引き返してきました。
「雪山登山」の魅力を感じないまま年を越して、2023年になりました。

今年の初登山は、「雪山登山」とは縁のない「大文字山」に1月22日にハイキングに行きましたが、そこで、テンションが上がるような出会いがありました。
大文字山頂からの景観を楽しんでいたら、「千と千尋の神隠しの白」が天に昇っていくような雲との出会いです。
子どもの時に友達や家族と、雲の形を何かに例えて遊んだ経験があると思います。
登山の時に見える雲は、そんな子ども心を思い出してくれるばかりではなく、捉え方によっては、自分の気持ちを前向きにしてくれることもあります。
単純な私は、「今年は幸先が良いな!」とテンションがあがり、どんなことでもチャレンジ出来そうな気がしてきました。

雪山登山の心得
「雪山登山にチャレンジしよう!」と気持ちは高揚していますが、頭はいつでも冷静でいることが大事だということも経験から知っています。
雪山は、登山道が雪で見えなくなっているので道迷いの危険がありますし、予想以上の低温の場合、長時間いることで低体温症の危険もありそうです。
そこで安全に雪山登山を楽しんで、家族にも心配をかけないように「雪山登山の心得」をまとめてみました。
・雪山は、登ったことがある山しか行かない。
・標高1,000m以下の低山だけにして、雪山ハイキングレベルで楽しむ
・チェーンスパイク、軽アイゼン、ワカンを準備して、安全装備は万全にする。
・荷物が多くなってもいいので、ダウンジャケットやブランケットなどの防寒装備は万全にする。
・土日祝日しか行かない、駐車場が混むくらい登山者が多い日が良い。
・夏山と同じように家族に場所を伝えて、開始と下山した時に連絡する。
何かにチャレンジする時は、心理的安全性を高めることが大事なので、道迷いしても自力でリカバリーできるように準備万端にして行きます。荷物の重さは、安心感だと思います。

初めての雪山ハイキング
2023年1月に日本列島を覆いつくした10年に1度の最強寒波は、滋賀県にも大雪をもたらしました。JRの車両に1晩閉じ込められた人たち、高速道路の車内に1日閉じ込められた人たちもいました。
「この最強寒波が落ち着くまで、家にいる方が賢いのかな」と思いじっと家に潜んでいましたが、1月29日は久しぶりの青空になりそうなので、雪山ハイキングに行くことにしました。
場所は、ホームコースと言ってもいいくらい近くにある「長等山」です。
初めての雪山ハイキングは、チェーンスパイクを履いて長等山を周回しました。
チェーンスパイクで、凍った登山道をガシガシと壊しながら歩いて行くと、いつもの登山道の樹木に立派な樹氷ができていて、その重みで枝が倒れて、道をふさいでいる場所もありました。
歩きなれた登山道から、いつもと違う音が聞こえてきて、いつもと違う雰囲気が感じられました。いつもの長等山テラスと山頂からも、積雪があり雪の向こうに見える琵琶湖の景色にも、新鮮さを感じました。
雪山ハイキングは、いつもの山なのに違う山みたいに楽しめるみたいです。また、2時間程度の雪山ハイキングでしたが、自分の登山レベルが向上したという実感もありました。




まとめ
「ひとりが好きなあなたへ」というタイトルどおりか、私も自信がありませんが、ひとりが好きで、ソロ登山を楽しんでいる登山初心者の「初めての雪山ハイキング」に行った時のことを綴らせていただきました。
拙い文章なので、読みづらかったことと思いますが、読んでいただきありがとうございます。
今回の内容が、私と同じようにソロ登山好きな登山初心者の人の参考になれば幸いです。
私は、今年50歳になりますが、登山を始めたことで今でも沢山の「初めて」を楽しめることに喜びを感じています。
「初めての雪山ハイキング」は、また1つ人生にとって良い経験になりました。これからの50代も大いに楽しめそうな予感がしています。
また、今回のエッセイ風のブログ記事も「初めて」の構成になります。
「こんな文章は、誰が読みたいんだろう」と疑問に思いながら、考えていました。
こんな文章ですが、1人でも良いので、共感していただければと思いますし、これからも1月ごとのまとめ記事みたいな感じで、エッセイ風の記事を投稿していこうと思います。
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