【2023年4月登山日記】ソロ登山のピークハントは自然体で楽しむ
「登山の魅力」は、登山を楽しんでいる人それぞれに思うところがあると思います。
私が感じる登山の魅力は、「大自然の景観」「山頂に立った時に感じる達成感」「トレイルを歩いている時に感じる高揚感」です。
私が思う「登山の魅力」は、無名な里山から百名山などの有名な山まで、どんな山でも感じることができるオーソドックスなものだと思います。
「登山の魅力」を身近な山からも感じられたので、比較的スムーズに登山を始めることができました。
登山は、運動神経に自信がない人、体力に自信がない人の身近な場所にも「登山の入口」があると感じています。
登山に興味があって「登山をやってみよう!」と思っている人は、試しに登山の入口を開けてみて欲しいです。
身近な山をハイキングするだけでも、登山の魅力を感じられると思いますし、自分の登山レベルにあった楽しみ方を大切にすることで、登山のリスクを回避して、一生続けられる趣味として楽しむことができると思っています。

ピークハントを意識した日
「登山の入口」は、身近にあるので、誰でも開けることができます。
私も登山の入口を開けて3年目になりますが、最近感じているのは「想像以上に奥が深く、また、いくつかに枝分かれしている」ということです。
もともと運動神経は良くなかったのですが、体を動かすのは好きだったので、身近な里山から初めて、ネットで調べた滋賀県の色々な山に行っているうちに、体力もついてきて、登山レベルもあがってきました。
そこで、もう少し奥に進んでみようと思い、「ピークハント」を意識して、登山をやってみようと思いました。
アドベンチャーレーサーの田中陽気さんが達成したグレートトラバースという日本の山を舞台にした究極のピークハントをご存じの人も多いと思います。
「山のピークをハントする。」「目的の山の山頂に登頂するのを目標に登山する」という感覚は、「登山中の景観を楽しむ」「トレイルを歩くことを楽しむ」という山頂まで行かなくても満足できる登山とは違い、ピークハントは「山頂に登頂するのが目的になります。」
ピークハントを意識した日から、今まで以上にストイックに登山に向き合うことになりました。

鈴鹿セブンマウンテンのピークハント
私のピークハントの目標は、「鈴鹿セブンマウンテンをピークハントする」ことにしました。
鈴鹿セブンマウンテンは、三重県と滋賀県の境にある鈴鹿山脈の山々の中で、初心者からベテランまで楽しめる「御在所岳」「藤原岳」「入道ケ岳」「釈迦ケ岳」「鎌ケ岳」「竜ケ岳」「雨乞岳」の7座の総称です。
御在所岳は、去年の秋に登頂していましたので、他の6座を春から初夏にかけてピークハントしようとがんばっていました。

鈴鹿セブンマウンテンをピークハントしよう!と考えたのは、、去年登った御在所岳が素晴らしい山だったこと。7座くらいなら可能な範囲かな。と思ったのがきっかけでした。
3月に登った藤原岳は、山頂が濃霧に覆われていたので、単純にピークハントしただけで終わりましたが、4月2日に登った入道ケ岳は、想像以上に楽しくて、初心者でも安心して楽しめる山でした。ここまでで3座ですが、これからの4座を期待する気持ちが強くなりました。
4座目は、釈迦ケ岳に決めました。次を釈迦ケ岳に登ろうと決めた理由は、単純に消去法で決めたのを覚えています。
登るルートもYAMAPのモデルルートの一番上にあったルートを選びました。
ピークハントを目標にしていたので、あまり考えないで滝側のルートで釈迦ケ岳登山を開始しましたが、登山の途中に不安になり、簡単に決めたことを後悔したのを覚えています。
別ルートを選択していたら、ストレスも少なく登れたということに、下山してから気付きました。
藤原岳と入道ケ岳が、登山初心者でも安心して登れる山だったので、その時は「山頂に行くだけなので、まぁなんとかなるだろう」と安易に考えていたため、事前の計画が足りなかったと反省しました。
ということで、残りの3座については、「よく考えて、しっかり計画して登ろう!」と考えを改めました。
残り3座をどうするか。考えた結果、鎌ケ岳は4月中に登って、竜ケ岳は白い羊がいる5月に登ることにしました。ネックなのが、雨乞岳です。「道迷いの多い山なので、初めてでソロ登山はやめた方がいい。」とネットで調べても、登山経験者の人に聞いても言われていました。
そんな中ですが、4月28日に鎌ケ岳をピークハントして、残り2座になりました。
「雨乞岳をどうするか。」ということにストレスを感じる日々が始まりました。

ピークハントは自然体で楽しむ
ピークハントとは、登山の楽しみ方の1つで「目標にしている山の山頂を踏破して、達成感を楽しむ」ことだと思います。
ピークハントは、山頂に登頂することに意味があるので、ある意味登山の楽しみ方の中でもストイックで、「あの山に試しに登ってみよう!無理なら引き返したらいいか。」というより「ピークハントに挑戦している」という強い意識が必要だと思います。
ピークハントを達成しようとすると、「自分の登山レベルでは難しい山にも挑戦することになる」ため、そのことに対するストレスは結構辛いものでした。
それでも挑戦する人もいらっしゃるとは思いますが、私は「挑戦や無謀は避けて、お試し登山」というのが基本的なスタンスなので、「雨乞岳を登らないとピークハントできない」というのがかなり強いストレスに感じてしまいました。
色々考えた結果、私のピークハントへの向き合い方は、「ピークハントは自然体で楽しむ」というものです。
ある意味矛盾を感じるかも知れませんが、「いつの間にか達成していた。」くらいでいいんじゃないか。と思いました。
鈴鹿セブンマウンテンや百名山などのピークハントは、「次はどこの山に行こうかな!」という時の参考になるので、意識するのは好きですが、ストイックにならず「いつの間にかピークハントしていた」くらいの自然体で楽しむのがちょうどいい。と今は考えています。
「ピークハントは自然体で楽しむ」というのが、ひとりが好きな人のピークハントとの向き合い方だと思いました。

まとめ
2023年4月も鈴鹿セブンマウンテンのピークハントを目標に登山を楽しんでいましたが、ピークハントへの向き合い方も大切だと気付いた1ヶ月でした。
調子よくピークハントしていたことで、事前の計画をおろそかにしてしまい、登山途中に不安になるようなことがあったり、ピークハントするには、自分の登山レベルでは難しい山をどうしたらいいか、ということにストレスを感じたりしていました。
そんな中気付いた「ピークハントは、自然体で楽しむ」ということをご紹介しています。
今回ご紹介する内容が、登山初心者の人や登山を好きな人の参考になれば幸いです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません