【湖南アルプス】夏の低山登山におすすめ、矢筈ケ岳と太神山プチ縦走

低山ながら変化に富んだ登山を楽しめる場所を「ご当地アルプス」と呼んで、地域の人や登山を楽しむ人に愛されている山があります。
滋賀では「湖南アルプス」と「金勝アルプス」が有名です。
「湖南アルプス」は、滋賀県の南に位置していて、南郷洗堰の東方面の「田上公園」から山手側にある山々です。
「堂山」「笹間岳」「太神山」「矢筈ケ岳」の4つの縦走と天神川の川遊びが楽しめる場所です。

昔は、1つの「湖南アルプス」だったと思いますが、今は鶏冠山と竜王山を「金勝アルプス」、太神山、矢筈ケ岳方面を「湖南アルプス」と呼んでいます。
今回ご紹介するのは、夏の低山登山におすすめの「矢筈ケ岳、太神山プチ縦走登山」です。
登山ルートの多くは、樹林帯で木陰に覆われていますので夏でも涼しく、日焼けも気にしないで楽しめます。
山頂からの展望はあまり期待できませんので、展望を期待している人にはおすすめしませんが、「太神山」は、山頂に「太神山不動寺」がある信仰の山で、歴史的建造物に目を奪われます。
「矢筈ケ岳」は、樹林帯と巨岩・奇岩の両方を楽しめる山で、山歩きの楽しさを味わえます。
公共交通機関でも車でもアクセス出来ますので、今回の内容が「湖南アルプスに行ってみよう!」と思っている人の参考になれば幸いです。

「太神山」は、登山道もわかりやすいので登山初心者でもソロで問題ないと思いますが、「矢筈ケ岳」は、登山道がわかりにくく、巨岩・奇岩の場所でケガのおそれもありますので登山初心者がソロで行くのはおすすめしません。
ソロで行くとしたらYAMAP等の登山用アプリの活用をおすすめします。
「矢筈ケ岳、太神山プチ縦走登山」の良いところ
湖南アルプスの名前にふさわしいのは、「堂山」だと思います。
「堂山」は、ダイナミックな奇岩・巨岩の登山道を歩いて、琵琶湖一望の景色を満喫出来る山ですが、「矢筈ケ岳、太神山」にも良いところが沢山ありますので、ご紹介したいと思います。
夏山でも楽しめる登山道
登山道の多くは樹林帯で木陰が多いので、長時間歩いても疲労も少なく、日焼けもほとんどしないです。
また、川沿いを歩く場所も多いので、より一層涼しさを感じます。


太神山山頂にある「太神山不動寺」
太神山は、山頂の手前の山門からは、「太神山不動寺」の敷地になります。
厳かな雰囲気の中に平安時代からある建造物が建っていますので、信仰登山を楽しめます。
また、10歳若返る巨岩もありますので、是非とも体験して欲しいです。



登山道からみた絶景
「太神山」も「矢筈ケ岳」も山頂からの展望は開けていませんが、登山道の途中に何カ所かある眺望ポイントに感動します。



他にも「アクセスが良いところ」、「前半はのんびり散策、後半は体いっぱい使った登山」が楽しめる素晴らしいルートです。
「矢筈ケ岳、太神山プチ縦走登山」のご紹介

湖南アルプスへは、公共交通機関の場合は、JR石山駅から帝産バスで「アルプス登山口」で下車して下さい。車の人は「田上公園駐車場(無料)」に駐車して、「アルプス登山口」まで歩いて10分くらいです。
「田上公園」の駐車場は2カ所ありますが、どちらからも徒歩で行けます。「田上公園、田上市民運動広場」の方が近いです。
そして「田上公園駐車場」には、どちらにもトイレがあります。


矢筈ケ岳、太神山プチ縦走登山のタイムスケジュール
8:50、田上公園駐車場を出発
9:00、アルプス登山口バス停からスタート
11:30,太神山に到着、20分程度昼食休憩
13:30、矢筈ケ岳に到着、20分程度休憩
15:50、アルプス登山口バス停に到着
16:00、田上公園駐車場に到着
〇約14km、活動時間は約7時間でした。
太神山不動寺をゆっくり散策も出来ましたし、夏山でしたが疲労も少なく楽しめました。
アルプス登山口から太神山
「太神山不動寺」方面に向かいます。
案内表示は、あまりありませんが、最初はずっとアスファルトの道路を歩いて行きますので、迷う事はないと思います。
「迎不動」の祠を通り過ぎてしばらく歩くと、「太神山不動寺」への登山口に入ります。登山道は歩きやすく、分岐もありませんので、ゆっくり山歩きを楽しめます。そして、「泣不動」の祠を通り過ぎると山門になります。







太神山から矢筈ケ岳
太神山からは一旦山門まで戻って、矢筈ケ岳の分岐まで戻ります。そこからは本格的な登山道になります。山頂付近までは傾斜はゆるいですが、山頂付近になったら傾斜もありませんので、十分に気をつけてください。
案内表示もほとんどありませんし、登山道もわかりにくい場所もありませんので、道迷いには十分に気をつけてください。






矢筈ケ岳からアルプス登山口
ここからは、奇岩・巨岩あり、川ありのアドベンチャー感のある登山道になります。
登山道はわかりやすいですが、案内表示はあまりありませんので、気をつけてください。



詳しいルートは、YAMAPの活動データを参考にして下さい。

「今度行ってみよう」と思っている人の参考にしていただければ幸いです。
太神山不動寺のご紹介
太神山の山頂に鎮座するお寺で、平安初期に建立されたそうです。
山門入るとすぐに「不動明王」に使えた「矜羯羅童子(コンガラドウジ)」と「制多迦童子(セイタカドウジ)」の石仏が迎えてくれます。
巨大な花崗岩の上に立つ本堂、不動明王像など見ごたえのある建造物と石仏があり信仰登山の雰囲気が楽しめます。



まとめ
湖南アルプスの中でも登山初心者でも楽しめる登山ルートが「矢筈ケ岳、太神山プチ縦走登山」です。
矢筈ケ岳の山頂付近と帰路は、難易度が若干あがりますが、ほとんどは歩きやすい登山道です。
また、樹林帯が多いので、木陰で気持ちいい風が吹き抜ける登山道なので、夏でも楽しめます。
「夏は日差しがきつくて、低山は暑いからしんどいなぁ」と思っている人の参考にしていただけると思います。
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