【三峰山】登山初心者におすすめの登山ルート、雪山登山も楽しめる

三峰山(みうねやま)は、標高1235mの三重県と奈良県の県境にある山です。
室生赤目青山国定公園にも指定されており、日本三百名山の一つにも挙げられる三峰山は、初夏には白ツツジが咲き誇ります。
そして、秋には紅葉が山々を彩り、冬には霧氷が枝や草木を覆う、いつ行っても四季折々の美しい景色が楽しめる山です。
また、「みつえ青少年旅行村」に登山者用の無料駐車場があり、車でのアクセスも良く、登山道には避難小屋が3カ所もあって、行き先標示もしっかり設置されている登山初心者におすすめの山です。
「三峰山の良いところ」と「登山初心者におすすめの三峰山登山ルート」をご紹介します。
三峰山をインターネットで検索すると「冬の霧氷」の画像や記事が沢山紹介されているので、雪山登山が楽しめる山だとわかります。
三峰山は、登山初心者でもチェーンスパイクや軽アイゼンで霧氷登山ができる山として有名です。
そして、毎年みつえ青少年旅行村では「霧氷まつり」が開催されており、その期間中は近鉄榛原駅から直通の「霧氷バス」も運行されているそうです。
「是非とも三峰山で霧氷登山をやってみたい!」と思っているので、下見も兼ねて6月4日に三峰山登山に行きました。
その時に感じた「霧氷登山だけではない、登山初心者におすすめしたい三峰山の良いところ」をご紹介しながら、「登山初心者におすすめの登山ルート」をご紹介したいと思います。

登山初心者にとっては、夏に一度登っておくと、雪山登山を安心して楽しめると思います。
三峰山の良いところ
今回登山して気付いた「三峰山の良いところ」をご紹介したいと思います。
三峰山は、登山初心者にとって、安心して楽しめる山だと感じましたので、「今度行ってみよう!」と思っている人の参考にしていただければ幸いです。

見どころが沢山ある三峰山
三峰山は、山頂付近までは「不動滝ルート」も「登尾ルート」も樹林帯で、景色のいいところはあまりありませんが、山頂付近に行くとその印象は大きく変わります。また、「不動滝ルート」は、その名の通り迫力ある「不動滝」があります。
山頂付近のブナの森
「不動滝ルート」と「登尾ルート」の合流地点から少し登ると「三畝峠」があります。そこからのブナの森は、雰囲気が良くて、山頂までの登山を楽しいものにしてくれます。また、冬は「霧氷のトンネル」になると思います。

「八丁平」の眺望
山頂から少し三重県側に行くとなだらかな開けた平原に出ます。そこが「八丁平」です。
八丁平は、眺望抜群で、そこに着いた瞬間、胸を打つ感動に見舞われます。そんな八丁平で昼食を食べてゆっくりするのがおすすめです。
また、冬は、雪の平原になると思います。

「不動滝」の迫力
「不動滝」は、不動滝ルートの登山口付近にある滝で、荘厳な雰囲気と滝の迫力の両方を楽しめる素晴らしい場所でした。

登山初心者が安心できる登山道
登山道は整備されていて歩きやすく、行き先標示、赤いテープ等もしっかり設置されていますので、歩きなれていない登山初心者にも安心して楽しんでいただけると思います。



避難小屋が3箇所もある
不動滝の近くにトイレのある小屋が1箇所、「登尾ルート」の中腹にも展望小屋が1箇所、そして山頂手前の不動滝ルートと登尾ルートが合流する場所にも避難小屋が1箇所ありますので、何かあった時にも屋内で休める場所があるので安心です。



登山初心者におすすめの三峰山登山ルート
三峰山登山の拠点は、みつえ青少年旅行村の登山口が起点になります。
三峰山山頂までの登山ルートは、3つありますがおすすめの登山ルートは、「不動滝ルート」です。
「不動滝ルート」と「登尾ルート」の違いは、「不動滝と川が不動滝ルートにある」というくらいで、山頂手前の合流地点までは、どちらも樹林帯ですし、難易度や距離も同じくらいです。
とにかく「不動滝ルート」は、迫力ある不動滝があり、登山道を歩いていても川音が聞こえて、すがすがしい登山が楽しめますので、おすすめしたいと思います。
「登尾ルート」も同じくらいの距離と難易度になりますので、2つの登山ルートを周回する人が多いと思います。
どちらの登山ルートから登ってもあまり変わらないと思いますので、「不動滝を先に見たい」という人は、「不動滝ルート」から、「不動滝は最後にしよう」という人は、「登尾ルート」からお楽しみください。
いっそのこと「不動滝ルート」をピストンするのもありかな。と個人的には思いますし、次行ったらそうすると思います。
もう1つの「新道ルート」も良い登山道かも知れませんが、距離が長くなるので、登山初心者には他の2つのルートをおすすめします。
三峰山登山マップは、こちらの「奈良県御杖村」サイトに見やすいPDFマップがありますので、参考にしてください。
2023年6月4日三峰山登山をご紹介
6月は雪山登山の下見を兼ねて、奈良方面の山に行こうと思っていましたので、さっそく6月4日に三峰山にソロ登山で行って来ました。
その時の登山ルートをご紹介したいと思います。

8:30 | みつえ青少年旅行村の無料駐車場に到着しました。 10分くらいで準備して、登山口に向かって出発しました。分岐までは舗装路を歩いて行きます。 |
8:50 | 登山口に到着し舗装路を歩いて、「不動滝ルート」と「登尾ルート」の分岐に到着しました。 前を歩いている人が、「登尾ルート」に行きましたので、同じように「登尾ルート」から山頂を目指すことにしました。 ここから展望小屋までは、眺望のない樹林帯の登山道を登り続けます。 |
9:10 | 展望小屋に到着しました。 きれいな小屋の中には、トイレもありますし、小屋の中で休憩する場所もあります。ここからは、合流地点まで1箇所だけ展望の良い場所がありますが、樹林帯の登山道をひたすら登り続けますので、準備万端にして出発しました。 |
10:00 | 「不動滝ルート」と「登尾ルート」の合流地点に到着しました。 ここで標高1000mを超えていますので、山頂までは残り約200mです。ここからは、景色も良くなりますので、今までの疲れを忘れると思います。 |
10:10 | 三畝峠に到着しました。 いよいよここから山頂までの「ブナの森」が本格的に始まります。期待に胸を膨らませて登り続けます。 |
10:15 | 三峰山山頂に到着しました。 山頂からの眺望は、1カ所だけです。ピークハントの余韻を楽しんだら、見晴らしのいい八丁平に向かいます。ブナの森を黄色のテープを目印に歩いて行くと八丁平に行けます。 |
10:20 | 八丁平に到着しました。 景色が開けた瞬間の草原と周囲の山々の山容とのコントラストに感動すると思います。 平原は広いので、ゆっくり昼食を食べて、休憩できると思います。 下山は、「不動滝ルート」と「登尾ルート」の分岐から「不動滝ルート」で下山します。 (私は、体調があまり良くなかったので、八丁平で休憩しないで下山しました。) |
11:15 | 不動滝に到着しました。 荘厳な雰囲気と迫力ある滝に感動します。今までの疲れを忘れさせてくれました。 少し下山すると舗装路になりますし、そこにトイレがあります。ここからみつえ青少年旅行村の駐車場まで舗装路です。 |
11:40 | みつえ青少年旅行村の駐車場に到着しました。 総距離は8km、活動時間は約3時間、標高差は700mの山行でした。 |











詳しい内容は、YAMAPの活動記録を参考にしてください。
YAMAPを開始するのを忘れて、三峰山登山ルートの分岐からになっていますが、みつえ青少年旅行村の駐車場からの周回コースで楽しみました。
三峰山のご紹介

三峰山は、標高1235メートルの山で、三重県と奈良県にまたがっています。
近接する高見山を主峰とし、日本三百名山にも選ばれています。遠くから眺めると、3つのピークが畝状に連なる独特の形状をしており、古くは「三畝山」とも呼ばれました。
特に冬季は、多くの登山者が三峰山を訪れます。
その魅力は霧氷の鑑賞にあります。凍てついた木立が白く輝き、幻想的な光景が広がります。登山初心者でも登頂することは可能ですが、チェーンスパイクや軽アイゼンなどの装備が必要です。
山麓に位置するみつえ青少年旅行村では、冬に「霧氷まつり」が開催されます。期間中は、近鉄榛原駅から直通の「霧氷バス」が運行され、多くの観光客が訪れます。まつりでは、霧氷を楽しむイベントや地元の食品などが提供され、温かい交流が行われます。
三峰山は、美しい山岳景観と霧氷の鑑賞スポットとして知られています。四季折々の自然の美しさと、独自の地形が魅力です。ぜひ、三峰山の雄大な景色と冬の幻想的な風景を体験してみてください。
まとめ
「三峰山の良いところ」と「登山初心者におすすめの三峰山登山ルート」をご紹介してます。
三峰山で霧氷登山をやってみたい!と思っていましたので、下見も兼ねて6月4日に三峰山登山に行きました。
その時に感じた「登山初心者におすすめしたい三峰山の良いところ」をご紹介しながら、「登山初心者におすすめの登山ルート」をご紹介しています。
三峰山は、登山初心者も安心して楽しめる山だと思います。そんな三峰山に「今度行ってみよう!」と思っている人の参考にしていただければ幸いです。
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