【余呉湖と賤ケ岳】「賤ヶ岳、余呉湖一周ハイキング」で湖北を満喫
冬季のワカサギ釣りで有名な「余呉湖」は、琵琶湖の北東に位置している湖です。
1周約6.4kmの湖畔で、四季を通して美しい湖です。
その余呉湖に寄り添うようにそびえ立つのが「賤ヶ岳」です。
賤ヶ岳は、標高421mの低山ですが、琵琶湖と余呉湖の間に位置しているので、湖北を一望する360度の大パノラマが楽しめる山です。
2021年7月23日の夏真っ盛りの太陽と青空の中、深緑の「賤ヶ岳」と日本のウユニとも称される穏やかな湖面の「余呉湖」の両方を満喫する「賤ヶ岳、余呉湖一周ハイキング」を楽しんで来ました。
その時のハイキングのコースを紹介いたしますので、これから行こうと思っている方の参考にしていただければと思います。
「賤ヶ岳、余呉湖一周ハイキング」のご紹介
今回は、賤ヶ岳と余呉湖を両方楽しむために、賤ヶ岳をハイキングして、下山後は余呉湖の湖畔を散策しました。
移動距離 | 約10km、時間は2時間から3時間くらいのコースです。 |
標高差 | 326mくらいありましたが、ほとんどが傾斜はゆるく歩きやすいです。 |
山頂近くに少し急登があるくらいで、誰でも比較的楽に歩けると思います。
その日も5組くらいのハイカーさんとすれ違いましたし、山頂はリフトでも行けますので、10組くらいの方たちが、眺望を楽しんでおられました。登山道で寂しくなって、不安になるようなことも無いと思います。また、賤ケ岳山頂には、トイレもありますので安心です。
下山後の余呉湖も歩きやすくて、気持ちいい湖畔の散策が楽しめました。


ハイキングコースの概要

賤ヶ岳ハイキングマップ
余呉湖ビジターセンターにあった看板です。
マップにある「大岩山・賤ヶ岳ハイキングコース」と残りの余呉湖をハイキングしました。
車で「余呉湖ビジターセンター」まで行って、その場所を起点にハイキングを楽しみました。
まずは、そこから「余呉駅」まで行って、「賤ヶ岳登山口」を確認し、余呉駅近くの登山口から入山しました。
そして、「賤ケ岳山頂」を目指し、賤ケ岳山頂でおにぎりを食べて、「飯ノ浦切り通し」を経由して、余呉湖に下山しました。
賤ヶ岳を下山後は、「余呉湖の散策路」をハイキングして、余呉湖ビジターセンターに帰りました。
余呉湖ビジターセンターから賤ヶ岳登山口
賤ヶ岳ハイキングマップで確認すると「余呉駅」の方に登山口があるようなので、まずは余呉駅の向かいました。

余呉駅
余呉駅から大通りを歩いていくと「賤ヶ岳登山口の案内」がありました。

賤ヶ岳登山口の案内
私は「賤ヶ岳観音堂登り口」から入山しようと思っていましたが、「余呉湖観光館」も見たかったので、一度右側に行って、少しワカサギ釣りの場所等を散策して、戻ってきました。

余呉湖観光館
ワカサギ釣りの拠点におすすめです。

賤ヶ岳登山口
「賤ヶ岳登山口の案内」からさらに、大通りを進んでいくと「賤ヶ岳登山口」があります。


岩崎山山頂
さぁいよいよ賤ヶ岳ハイキングの開始です。
すぐに「賤ヶ岳観音堂」がありました。

賤ヶ岳観音堂
観音堂の横を通過して、しばらく行くと「岩崎山山頂の分岐案内」がありました。

岩崎山分岐の案内
「岩崎山」は、左手へ行きます。
「賤ヶ岳」は、そのまま真っすぐ進みます。

「岩崎山」山頂
岩崎山の景観を期待して、少し寄り道しましたが、残念ながら山頂には望むような景観はありませんでした。
正直、岩崎山はスルーしても問題ないと思います。

岩崎山近辺登山道
この付近の登山道も整備されていて、非常に歩きやすかったです。
賤ヶ岳山頂までのハイキング
岩崎山からは、賤ヶ岳を目指して、歩きやすいけど、単調な登山道を4kmほど歩きます。
山頂近くの500mは、急登になっていますので、最後まで気を抜かず歩く事が大事です。
山頂までは、分岐がほとんどなく、登山道の案内もしっかりしていますので、安心してハイキング出来ます。
そして、賤ヶ岳山頂までに何カ所か、歴史を感じる場所がありました。

賤ヶ岳案内
「岩崎山登山口」の手前にある案内。
賤ヶ岳方面に進みます。

賤ヶ岳案内
「岩崎山登山口」から合流する案内
賤ヶ岳方面に進みます。

賤ヶ岳遊歩道分岐
ここから左手の遊歩道に入ります。

熊注意の看板
登山道の入り口にはよくありますので、いつも通り熊にあった時の事を心構えして入ります。

中山清秀の墓の分岐
私は、こういう場所は苦手なので、スルーします。

中山清秀の墓の入り口

首洗いの池分岐
私は、こういう場所は苦手なので、スルーします。

猿が馬場の案内
歴史を感じる場所ですが、気にしないで進みます。

賤ヶ岳案内
ここで半分くらいです。とにかく賤ヶ岳方面に進みます。

賤ヶ岳案内
このくらいになると単調さで、苦行になってきます。
景観もあまりないので、とにかく賤ヶ岳方面に進みます。

賤ヶ岳案内
さぁあと少しです。少しずつ傾斜がキツイ場所が現れますので、注意しましょう。
賤ケ岳山頂
やっと山頂に到着です。
山頂は広くて、展望台やベンチ、そしてトイレもありますので、ゆっくり休めます。
山頂に到着して、少し歩いていくと右手に「余呉湖」が一望出来ます。

余呉湖の眺望
余呉湖一望の最高の眺望です。

山頂のトイレ
左手にはトイレもあり、とてもきれいでした。
手洗い水はありませんので、お手拭きを用意している方がいいと思います。

琵琶湖の眺望
そして左手に歩いていくと「湖北地方」と「琵琶湖」が一望出来ます。
最高の眺望です。

賤ケ岳山頂三角点

私が休んだベンチ
余呉湖を見ながら食べるおにぎりは、最高に美味しかったです。
ゆっくり休んだ後、山頂を奥に進むと石碑と展望台があります。

賤ヶ岳合戦の石碑

賤ケ岳山頂の石碑

賤ケ岳山頂の展望台

展望台からの眺望
展望台の右手の登山道から下山します。
飯ノ浦切り通しから下山
山頂から下山するまでは、1.5kmくらいで登りよりも短く、登山道は木の階段等もあり整備されていますので、ハイキングも楽しかったです。
子供とかハイキングに慣れていない方は、滑らないように、そして、膝を傷めないように注意していただく方が良いと思います。




飯ノ浦切り通し分岐
丸太の階段の下に分岐があって、下の案内があります。

飯ノ浦切り通し案内
右手の余呉湖に下山します。

賤ヶ岳案内
余呉湖に向かいます。

飯浦越切通し登山口
ここに下山しました。
次は、ここから登山するのもおすすめします。



余呉湖ハイキング
下山後は、余呉湖をそのまま周回しました。
少し歩くと「余呉湖散策路」の入口があり、湖畔をハイキング出来ました。

余呉湖散策路入口



穏やかな湖面、静かな雰囲気、夏なのに暑すぎず、気持ちよく散策出来ました。
東屋なども沢山あって、湖畔でゆっくり休んでいる方もいらっしゃいました。
散策路が終わってからは、「中部北陸自然歩道」の案内に沿って歩くと余呉湖ビジターセンターまで帰れます。

余呉湖のご紹介
1周約6.4Kmの湖畔は、四季をとおして穏やかで美しい湖で、サイクリングやハイキングに人気があります。
「余呉川堤の桜」は、菜の花と桜があざやかに咲き誇り、訪れた方を楽しませてくれます。
冬には「ワカサギ釣り」に多くの方が訪れて、沢山の方の癒しの場となっています。
また、「羽衣伝説」や「菊石姫伝説」がのこる神秘の湖で、山口誓子や斎部路通などの句碑があり、沢山の方を楽しませています。
〇公共交通
JR余呉駅より徒歩にて5分
〇自動車
北陸自動車道木之本ICより10分、駐車場も沢山あります。
余呉湖ビジターセンター
余呉湖を観光するなら、余呉湖ビジターセンターを拠点にすると便利です。
入館するのも、駐車場も無料です。
〇住所
滋賀県長浜市余呉町川並2380-1
賤ヶ岳のご紹介
賤ヶ岳は、琵琶湖の北東部と余呉湖との間に位置していて、奥琵琶湖や伊吹山等の景観や、「日本のウユニ」と称される余呉湖等、湖北を一望できる360度の大パノラマが楽しめます。
また、頂上付近まで延びる観光用リフト「賤ヶ岳リフト」もあり、体力に自信が無い方も山頂からの眺望を楽しめます。
羽柴秀吉と柴田勝家が争った「賤ヶ岳の戦い」の戦場跡でもありますので、ハイキングコースにも山頂付近にも歴史を感じられる戦跡碑、戦没者の碑があります。
まとめ
前から行ってみたかった「余呉湖」と「賤ヶ岳」の両方を楽しめて、満足なハイキングでした。
登山道も傾斜は緩やかで、整備もされていて、特に迷うような場所もありますので、初心者向けのハイキングコースで、賤ケ岳山頂と余呉湖のため息が出るような素晴らしい景観を楽しめます。
でも、10km近くありますので、体力に自信が無い方には、しんどいかも知れませんので、自分の体力も良く考えて検討いただいたら良いと思います。
最初は、「賤ヶ岳リフト」を使うのも良いと思いますし、サイクリングとハイキングを上手く融合するともっと身近に楽しめると思います。
深緑の賤ヶ岳と「日本のウユニ」とも称される穏やかな湖面の余呉湖の両方を満喫する「賤ヶ岳、余呉湖一周ハイキング」を参考にしていただければと思います。
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