【大文字山】日向大神宮ルート「春夏秋冬楽しいハイキングルート」

毎年8月16日に京都では「京都五山の送り火」が執り行われます。
お盆の精霊を送る伝統行事で、京都市内を取り囲む山々に「送り火」が点灯します。大文字山麓にある「大文字の火床」にも「大」の一字が点灯されます。
また、大文字山は、山頂と火床からの景観が素晴らしい山でも有名で、毎年沢山の人が、大文字山に登って景観を楽しんでいます。
大文字山は「465m」と低山なので、登山経験の浅い人でも大文字の火床だけでなく、山頂までの登山を楽しめます。
大文字山への登山ルートは、沢山ありますが、どの登山道も樹林帯が多く、景観が楽しめる登山ルートはほとんどありません。大文字山で景観を楽しめるのは、山頂と火床になりますので、「銀閣寺から火床、そして山頂までを往復する登山ルート」が一般的な登山ルートだと思います。
今回ご紹介するのは、登山初心者におすすめしたい春には桜、秋には紅葉など「春夏秋冬いつ行っても楽しい大文字山ハイキング」の日向大神宮ルートです。
この日向大神宮ルートは、地下鉄の蹴上駅から、日向大神宮に参拝して、伊勢神宮遥拝所でお伊勢さんにも参拝できます。
登山道は、京都1周トレイルルートを歩くコースで、大文字山頂、大文字の火床に行って、銀閣寺に下山します。
下山した後も哲学の道を散策して、永観堂を横目に見ながら、南禅寺の山門を通り、蹴上駅に帰るコースです。
春は桜、初夏は新緑、秋は紅葉、冬は静寂を楽しめる大文字ハイキングのおすすめルートです。
大文字山頂付近までは、京都1周トレイルを歩きますし、登山道も整備されていますので、登山初心者におすすめしたいルートです。
NHKの「にっぽん百低山」で紹介して欲しい素晴らしい登山ルートです。

大文字山頂からは、京都市内を一望できますし、大阪市内の遠景も楽しめます。ビル群の中にある一番高い建物が、あべのハルカスです。また、大文字の火床からも京都市内を一望できて、山頂よりもっと近い距離の京都市内が楽しめます。
春夏秋冬いつ行っても楽しい大文字山ハイキング
「そうだ、大文字へ行こう!」ということで、2023年1月22日に大文字山へハイキングに行きました。
いつもは銀閣寺からの往復ですが、今年初めての山歩きなので、日向大神宮と伊勢神宮へ参拝して大文字山に行くことにしました。
厳かな雰囲気の中に温かさを感じる日向大神宮と伊勢神宮遥拝所でお参りしたこともあり、大文字山頂からは、青空に「千と千尋の神隠しの白」が、天に上がっているような雲に出会えて、幸先の良いスタートとなりました。
そのハイキングで感じた登山初心者へおすすめのポイントと登山ルートご紹介します。

登山初心者へおすすめのポイント
○大文字山頂手前までは、京都1周トレイルを歩きますし、登山道は整備されていて、歩きやすい安心の登山ルートです。
○大文字山頂からの景観と大文字の火床の景観も楽しめますし、蹴上から大文字山頂までの登山道も比較的開けている場所がありますので、京都市内と大阪市内の景観を楽しみながら歩けます。
○京の伊勢と言われる「日向大神宮」とお伊勢さんにもお参りできる「伊勢神宮遥拝所」に参拝できます。
○東山の有名な観光地「銀閣寺」「永観堂」「南禅寺」なども通りますので、京都観光も楽しめます。
○大文字の自然だけでなく、桜も紅葉も楽しめる蹴上や四季折々の雰囲気が楽しめる「哲学の道」を歩きますので、春夏秋冬いつ行っても楽しめます。












地下鉄「蹴上駅」から、徒歩1分ほどで京都1周トレイルの行き先標示がありますので、アクセスが良く、沢山のハイカーさんが歩いていますので、ソロでも安心です。
登山ルート
京都市営地下鉄、東西線「蹴上駅」で下車して、「出口1」から地上に出ます。
- 京都市動物園方面に1分ほど歩くと「ねじりまんぽ」という歩行者用のトンネルがありますので、トンネルを通り抜けます。
- 通り抜けた場所のフェンスに「京都1周トレイル」の行き先標示がありますので、ここからは京都1周トレイルを歩いていきます。まずは、日向大神宮を目指します。
- インクラインを歩いて「蹴上義経地蔵」を右手に見て、歩いて行くと「日向大神宮」があります。日向大神宮の外宮、内宮などを参拝して、「天の岩戸」からも京都1周トレイルに行けますし、日向大神宮の鳥居の階段を上がらずに、真っ直ぐに歩いて行くと「伊勢神宮遥拝所」がありますので、そこからも京都1周トレイルに行けます。できれば、日向大神宮を参拝して、「天の岩戸」に参拝してから、鳥居まで戻って、山道を10分ほど歩いて「伊勢神宮遥拝所」にも参拝して欲しいです。そこから京都1周トレイルを歩いて、大文字山頂を目指すのをおすすめします。
- 京都1周トレイルに入るとずっと行き先標示がありますので、行き先標示を見ながら大文字山頂に向かって歩いて行きます。1時間から1時間30分くらいで山頂まで行けます。山頂手前で京都1周トレイルは、別ルートになりますので、ご注意ください。
- 大文字山頂からは、来た道の反対側にある登山道が大文字の火床と銀閣寺への下山ルートです。山頂を散策しながら通り抜けると登山道があります。ハイカーさんが沢山いると思いますので、すぐにわかると思います。
- そして、大文字の火床を通って、銀閣寺に下山します。
- 銀閣寺まで下山した後は、哲学の道を散策して、蹴上駅まで帰ります。



















登山アプリ「YAMAP」をお持ちの人は、私の活動記録が参考になると思います。

今回ご紹介するルートは、銀閣寺に下山した後もウォーキングが楽しめる哲学の道を歩きますので、約10kmあります。銀閣寺からの往復より長いので「トレーニングにもちょうどいいな。」と感じました。
京都1周トレイルのご紹介
京都1周トレイルは、京都府山岳会が整備したトレイルで、京都市街を取り囲む山々に約80kmのコースと京北エリアを1周する約40kmのコースがあります。
蹴上駅から大文字、そして銀閣寺に至るトレイルルートは、京都1周トレイルの「東山コース」の一部になります。
京都1周トレイルは、登山道はしっかりと整備されていますし、行き先標示もしっかりと設置されていますので、登山初心者にも安心して楽しんでいただけると思います。
京都1周トレイルの地図も京都市内の書店などで販売されていますし、ホームページでも紹介されていますので、参考にしてください。
日向大神宮と伊勢神宮遥拝所のご紹介
日向大神宮は、京のお伊勢さんと呼ばれている神社で、「京都から伊勢神宮へ参拝出来る場所」として昔から東海道を往来する旅人の道中の安全祈願などで多くの参拝者で賑わっていました。
伊勢神宮と同じように内宮と外宮があって、内宮は「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」が祀られています。他にも「天の岩戸」があり、神話では岩戸に隠れている天照大御神を引き出し、世界に明るさを戻したと伝わる天手力男命(あめのたじからおのみこと)を祀った大岩があります。
また、少し山を歩いて行くと「伊勢神宮遥拝所」があり、そこの鳥居から伊勢神宮へお参りすることができます。まさに京都の隠れたパワースポットです。
まとめ
登山初心者におすすめしたい「春夏秋冬いつ行っても楽しい大文字山ハイキング」の登山ルートをご紹介しています。
大文字山への登山ルートは、沢山ありますが、どの登山道も樹林帯が多く、景観が楽しめる登山ルートはほとんどありませんが、今回ご紹介する登山ルートは、春は桜、初夏は新緑、秋は紅葉、冬は静寂を楽しめる大文字ハイキングのおすすめルートです。
大文字山頂からは、京都市内を一望できますし、大阪市内の遠景も楽しめます。また、大文字の火床からも京都市内を一望できて、山頂よりもっと近い距離の京都市内が楽しめます。
地下鉄「蹴上駅」から、徒歩1分ほどで京都1周トレイルの行き先標示がありますので、アクセスが良く、沢山のハイカーさんが歩いている、ソロでも安心の登山ルートです。
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